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まだ青空が広がる帰り道。 いつもはレイと話をしながら歩く道だ。 「手を繋いだこともあったっけ」 俺は手を見つめ、レイの顔を思い浮かべた。 前はよく笑っていたレイ。 でも今は、泣き顔しか見れていない気がする。 小さい頃、にっこりと笑うレイに言った言葉。 あれは、何だっただろう。
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