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僕はトイレに駆け込んだ
すると今まで我慢してたのか…涙がボロボロと自分の意志じゃ、もうどうにもならないくらい流れてきた
「なんだよ…なんだよ…止まれよ…止まれよ涙」
もう嫌だ…
嫌だよ…
嫉妬する自分が
でも、好きだ。好きなんだ。それほど愛斗先輩のことが
けど、先輩はたぶん僕のことなんかもう好きじゃないんだよな
先輩は優しい方だから、別れの言葉が言えなくて
いや、もしかしたら僕と付き合ったのだって優しさからのだったのかもしれない
だって、僕の事が好きなら僕の目の前であんなことはしないでしょ
「別れなきゃだな」
先輩の優しさに甘えちゃいけない
「誰と別れるの?」
ビクッ
「…っ!」
ビックリした。いつの間にか後ろには
「愛斗先輩…」
がいた
。
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