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「せっ…先輩…どうしてここに」
僕は急いで涙を拭った
「ねぇ…誰と誰が別れなきゃなの?」
「せ…ん輩」
先輩の顔は見たことのないような顔をしていた
なんか怒ってる?
「まさか、俺と南羽じゃないよね」
僕は視線を下にズラした
すると先輩はゆっくりと僕に近づき
バンっ
ビクッ
僕の後ろの壁を殴った
「嫌だよ。俺は南羽と別れたくない」
そう言って
「んぅっ…ふぁ…ん」
先輩は僕にキスをした
そしてゆっくり唇を離す
「好きだよ南羽。だから別れるなんて言わないで」
先輩の表情は酷く真剣なものだった
それを見たと共に僕の心は何かが満たされたような気持ちになった
「僕も好きです。別れたくありません」
先輩の気持ち全てはわからないけど、僕は先輩を信じてみようと思う
これから嫉妬もしちゃうと思うけど…
僕が先輩を好きだというのは確かだから
。
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