決意と後悔と

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「魔王を倒すよ。おふくろのためにも」 「・・・そう、か・・・・・・お前が決めたことだ。好きにするがいいさ。でもな、一つだけ約束してくれ」 「何だ?」 「絶対に・・・・・・生きて帰ってこい」 「・・・・・・わかった。約束する」 「ならいい・・・・・・そうだ。これを持っていくといい」 そういうと親父は布にくるまれた何かを渡してきた 「これは昔からこの地に伝わる聖剣だ。きっとお前の役に立つだろう」 「ありがとう・・・じゃあ・・・・・・行くよ」 「いってこい、我が息子よ」 こうして俺は再び魔王を倒すために旅に出た 「さて・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「どうしよう・・・・・・」 なんかノリで『魔王を倒すよ』とかって言っちゃったし・・・・・・まぁ、今更あーだこーだ言ってもしょうがない 「・・・行くか。あっ、そういや親父からもらった聖剣・・・・・・まさか、ねぇ・・・」 いやいや、流石に無いよな・・・うん!無いな!絶対無い!なんたって聖剣だもの! 俺はポジティブに考えながら布を開いた 「・・・・・・・・・・・・ワーオ」 布の中にあったのは金色に光輝くハリ戦だった 「・・・しょうがない。とにかく今度こそ酒場に行こう」 今度は人に道を聞いてから行こう。どこかに人は・・・いた!あの人に聞こう!
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