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と、
バン!
その時、魔王の間の扉が勢いよく開かれた。
「悪しき魔王よ!貴様の命、ここで我等が頂く!」
豪華な鎧の剣士と、屈強な戦士、緑の色のスカートの魔法使いらしき少女が、それぞれ剣、斧、杖を此方に向ける。
「また別の勇者様か、良く諦めないな……。」
やれやれ、といった様子の魔王に、
「ふざけるな!散っていった仲間の敵、今ここで!!」
言うが早いか、剣士が飛びかかってきた。
魔王はそれを特に焦る様子も無く見つめ……
「"白塔の刻印"(クロークネスト)」
一言。
その一言で、剣士、戦士、魔法使いは消し飛んだ。
「っ!」
少女は、口を開けてその様子を見ていた。
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