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「姉ちゃん達はどこに行くんだい???」
視線を莠稀に向ける。
「対岸の扇璃珠よ」
「ふぅ~ん、物騒だってな、大丈夫か?」
「大丈夫よ、お金持ちには見えないでしょ」
肩をすくめて笑う。
扇璃珠の話しは宮廷にも届いていた。 しかし、扇璃珠から討伐の依頼は来ておらず、珠都は動けずにいる。少しでも動きがあれば、犠牲者も減ると思うと気が滅入る・・・。
「さ、食事も終わったし、ゆっくり休みましょ」
すっかりキレイになったお皿を見て、部屋へと戻った。
「明日は扇璃珠よ、朝早いからもう寝ましょ」
刀を寝台の横に置き、布団に入ると数分で眠りに落ちて行った。
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