旅立ち

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旅立ち

(足りない・・・) 雲一つない満月の夜 眠れずに左目を鋭く見開き考える。 ズクン・・・。 見えるはずのない右の目が疼きだす。 右手を軽く添え、一息吐く・・・。 (せ・・・いら・・・) 次第に暗闇の中へと吸い込まれて行った・・・。
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