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今日はいつもより
早く仕事が終わったから
健の家に行って
ご飯作って待ってよ～
健の好きなハンバーグの
材料も買ったし！
健今日は遅くなるって
言ってたし！
ルンルン気分で
健の家に行った。
…あれ？
電気ついてる？
マンションを見ると
部屋の明かりがついていた。
私は消し忘れかな？
と深く考えずに
健の部屋に向かった。
合鍵でドアを開けると
玄関には私のものではない
ピンクのパンプス。
瞬時に鼓動が早くなり
暑くもないのに汗がでる。
気のせいだ。
なにが気のせい…？
誰？
きっとお母さんが来てるんだ！
ピンクのパンプスで…？
頭の中がごちゃごちゃに
なりながらも
なるべく足音を
たてないようにし奥へと進む。
―ギシッ―
…え？何の音…？
ベッドルームに近づく度に
大きくなる音。
嘘だ。
嘘だ。
私は意を決して
ドアを開ける。
そん、な…。
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