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『仁さん聞いてよー!!』
仁さんの前を陣取り
会社の愚痴を話し出す紫苑。
紫苑は仁さんが
好きなんじゃないかな~
なんて最近思い出した。
あの頬の赤味は
お酒とは違う火照りだと
そう思う…気がする。
『…ねぇ美樹!そう思わない?!』
『へ?!え?!な、何が?!』
ぼけーっと紫苑と仁さんの
やりとりを聞いていたので
急にふられて私は
かなり挙動不審…
『あー!!聞いてなかったな?!』
ぷーっと顔を膨らまし
明らかにふてくされてる…
2人に見とれてた
なんて言えるわけもなく
『ご、ごめん』
としか言えなかった。
カウンターの向こうで
まぁまぁ。と仁さんが
紫苑をなだめていた。
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