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氷室の質問に和泉が答える。
「ああ、そうか、しかし、そうなるともう話すこともないんじゃないか?」
氷室の問いかけにも誰も発言しない、氷室はそうですか、と呟いた後、
「では、織田さんにいくつか聞きたいことがあるんですがいいですか?」
「なんでしょう?」
「あなたのご両親のことについてです」
雅史はその質問が来ることを半ば予想していたのだろう、特にあわてる様子もなく、
「俺の口から言うても良いですけど、その前に、氷室さんが考えていることを聞かせてもらいたいですね」
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