十八章

23/28
489人が本棚に入れています
本棚に追加
/503ページ
「百合恵さんは、恵理子さんの母親、真理恵さんのお母さんですよ」 「ということは、つまり、織田さんは恵理子さんの叔父さんということですか?」 「そうなりますね」  氷室は首を縦に振る。 「しかし織田さんが、樫村百合恵の息子だったとは。しかも、その父親が織田章造? 確かに名字は一緒だが」  和泉は一人ぶつぶつと呟きながら考え込んでいた。
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!