始まり

6/9
前へ
/30ページ
次へ
「!」 ばっとベッドから飛び起きた。 「いつの間にか寝ちゃった」 あの子は、何が言いたかったのかな ふと窓を見ると月明かりが差し込んでいた。 「はぁ。」 こんなのがいつまで続くの? なんか、面白いことないかなぁ 「ほぉ。」 聞き慣れない声。だけど確かに聞いたことのある懐かしい声。 この声は! 「お父さん!」 私は振り向くなりお父さんに抱き付いた。 「しばらく見ないうちに大きくなったなぁ。」 と優しく頭を撫でてくれた。 お母さんは、こんなこと絶対してくれない。   こんな時間がいつまでも続けばいいのに
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加