パンケーキ

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ボストンのサイドポケットからおじいちゃんから預かったメモを広げた。 都徒町。スナックみのり。 「…みやことちょう?…何処かなぁ…」 ふと、横を金髪の若い女が通った。 「あの…みやことちょうってどっち?」 「はぁ?なにそれ?意味わかんなぁい。」 半口を開けて首を傾げる明らかにギャルな若い女にメモを見せた。 「あぁ、御徒町。おかちまち、ね。それなら山手線ですぐだよ。」 軽く鼻で笑われ、明らかに馬鹿にしたように言われた。 「ありがとうございます…あ。」 深々とお辞儀をして顔を上げるとギャルはもお遠くを歩いていた。
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