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佳奈ちゃんが指差した先には、ウェイトレスに会計をしている剛の姿があった
「…………剛がどうかしたんです? ただ会計しているだけでしょう?」
「馬鹿さね、気づかないさ?」
「え…………?」
「あれ?真弥ちゃんは?」
佳奈ちゃんの言葉に疑問を感じていると、隣にいた瑠奈が呟く
そう、確かに先程までは剛と真弥ちゃんの二人だったが、今は何故か剛一人だけだったのだ?
「真弥ちゃんは御手洗いに行ってるさ………けどまだ食事途中さ。」
「え、それってつまり……………。」
佳奈ちゃんの言葉を聞き、瑠奈は驚いたように口を手で塞ぐ
「………………なんなのだ、雑種、気づいたか?」
「いえ……………。」
男二人はまったく気づきもしません
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