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「えぇ、では屋敷に向かいますよ。」
暁がそういうと、車が動き出した
「いやぁ…………六年ぶりかぁ。」
「信が寝ている間に、色んな事が起きたんだよ?
真邪ちゃんがメイド長になったり、お兄ちゃんが佳奈ちゃんと結婚したり………あとは、えーっと。」
「はいはい、それは前に聞いたから……………それより俺が驚いたのは、お前だよ、瑠奈。」
瑠奈の頭を撫でながら信志は喋る
「暁さんから現在の森花財閥の動きや、お前がした業績を聞いて驚いたよ、まさかお前がこんな大物になるとは思わなかったしな。」
「えへへ~、私ね? 信が必ず目を覚ますって…………戻ってくるって信じてたからね?
もし信が戻ってきても、私がなんにもできないまま、また信に苦労をかけていたらいけないって思ったから、自分が出来る事を、全力でやったんだ。」
瑠奈は、笑顔で信志に言う
「……………………………。」
それを見た信志は、少し顔を赤くして、瑠奈を見つめる
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