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「…シルバー、金、プラチナ…アクセ…パワーストーンの塊…。……鞄よこせ…」
薫の制服の内側から落ちたものを一つ一つ品定めしながら、手を差し出し薫の鞄を要求する。
薫は体操服の入った手提げ袋をニマニマした顔で渡しながら
「もー!コ〇ンくんのエッチ~」
間、髪容れず薫が差し出した手提げ袋を蹴り飛ばしながらジョーカーは冷たい口調で
「それじゃねー。コナ〇でもねー。寄越せ」と言いながら、薫から学校指定のブラウンの光沢のある革張りの学生鞄を引ったくる。
薫は引ったくられた鞄をそっちのけでジョーカーに蹴り飛ばされた手提げ袋の軌道の描かれた弧をポケーとしながら目で追っている。ジョーカーの俊敏な動きと飛距離が凄いです(驚き)。
止め金具を壊しジョーカーは鞄をひっくり返して中身を全て地面に出す。
あ~あやってしまいましたね(苦笑)。
「幾何学アート…数珠…タロット…オラクルカード……」
ぶつぶつと呟きながら矢張中身を確認する。「〇ナンくん!!私の体操服お星様になっちゃったよ?」
とヘラヘラしながらジョーカーに手提げ袋の飛んで行った先を報告する
「だからコ〇ンじゃねーっつてんだろうが」とジョーカーが苦虫を噛み潰したように怒りをあらわにする。
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