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中に入ってみると、改めて廃墟だというのがわかり、壁や天井が破損されている。私はこれからどうする気なのか気になり、美紀に聞いてみる。
「美紀、これからどうするの?」
「もちろん、その犯人が閉じ込められた地下室を探すに決まってるやん!」
美紀、そんな笑顔で応えても、やっぱり心配だよ……とりあえず、ここは美紀の言う通り、地下室への入り口を探してみよう。
とりあえず一番怪しいであろう留置場を探す為、二手に分かれてを探すことにして私と咲、美紀と恵実でペアを組んだ。
数分後――――……
「ん~、ないなぁ……」
私と咲は留置所を探すが、中々見つからず探し回っていると突然、咲に後ろから胸を掴まれる。
「ひゃ!? もう咲~!?」
「あははは! いや~、一日一回は優衣の胸を触らなくちゃ落ち着かないもんでさ」
「変なノルマ作るなぁ!」
もう咲ったら……私が思いっきり咲に怒鳴っても、全く懲りないんだよね~……しかも、普通に笑ってるし。
咲は私の胸から手を離したので私達は再び留置所を探そうとした瞬間、美紀の声が聞こえてくる。
「優衣、咲!! 見つけたで! 早くこっち来てみ!?」
あっ、美紀が呼んでる。どうやらが留置所を見つけたみたい。
「咲、行こう」
「ちぇ、もう少し優衣と一緒に居たかったのになぁ」
そんな残念そうな顔しても、私は逆に咲と二人でいたら、どんな目にあわされるか分かったもんじゃないよ。
私達は美紀が待つ場所まで辿り着くと、その後ろに『留置所』と書かれた扉が目に入り、美紀が扉を開けながら話しかけてくる。
「そんじゃあ、中に入って地下室の入口を探すで」
そして私達は留置所の中へと入り、地下室の入口を探し始める。
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