18人が本棚に入れています
本棚に追加
2004年某月、激しく降っている雨の日――――……
そんな中、公園で幼い少女が傘を注さずに泣きながら喋りかけている。
「お姉ちゃん……目を開けてよ……何で起きないの……? ねぇ、お姉ちゃん?」
幼い少女は、頭から血を流している高校生くらいの少女に話しかけているようだが、頭に銃弾を食らってしまい死んでしまっている為、応えてはくれない。
その時、幼い少女は自分がいる場所から少し離れた場所に誰かが、此方を見つめて喋っている姿が目に入る。
「――――じゃない……――は――――なんかいない……」
雨の音が大きく声がよく聞き取れなく、更に雨で視界が悪く誰かというのが分からなかった。すると、その人物は地面に何かを捨てると、そこから立ち去ってしまう……
だが幼い少女は追いかけずに死んでいる女子高生に、ひたすら話しかけ続ける――――……
「お姉ちゃん……ねぇ起きてよ――――……」
「お姉ぇぇぇぇぇぇぇぇちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
最初のコメントを投稿しよう!