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2015年10月、夏の残暑も過ぎ、風も涼しくなってきた季節――――……
「よぉし、みんなバスから降りろ!」
私達は、とある山奥のホテルに着き先生の指示に従いはバスから降りる。
ショートヘアーで焦げ茶色の髪型をしている私、堀田優衣はバスから降りると大きく背伸びをする。
今日から待ちに待った修学旅行! 私はこれから楽しみでしょうがない!
だが私がバスから降りた瞬間――――……
「ゆ~い~ちゃん!」
「きゃ!?」
突然、誰かが後ろから私の事を呼びながら胸を触ってきたので、驚いて悲鳴を上げる。
こんなことする人は、ただ一人しかいない!
私は顔だけ後ろを向くと、一人の女子高生が私の後ろに居て、胸を触っていたのだ。
「咲ー!! 人の胸を揉むなー!!」
「ふふふ、相変わらず良い胸しますなぁ~」
私の親友の一人、ポニーテールで明るい茶色の髪型の中谷咲は私の胸を触りながら言う。
普段は明るく元気のいい子なんだけど私に対しては、どうやらそっちの趣味があるらしい。もちろん私にはない。
「まっ今は許してやるか、夜が楽しみですなぁ」
咲は私から離れ何か、とてつもなく恐い事を言う。
夜が楽しみって、一体私に何をする気なんだろう……
すると、咲の後ろに二人の女の子がやってきて私に話しかけてくる。
「咲は相変わらずやなぁ! 優衣、いつか食われるかもしれへんから気をつけた方がええで?」
「私達もいるからやめてね……」
私の親友で、身長が高く青い髪色のセミロングの髪型をした関西人の藤岡美紀は私に笑いながら注意する。
そしてもう一人の親友、大人しそうな顔をしておりロングヘアーで黒髪の三森恵実は本を読みながら咲にそう言う。
「何言ってんのよ!? 私がこの修学旅行をどれだけ楽しみにしてたことか!!」
咲は美紀と恵実を指差しながら言う。
咲は一体、何の為に修学旅行に来たんだろう?
そして今日はホテルで過ごすだけなので私達はホテルに入っていく。
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