プロローグ

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私は"彼"の亡骸を見つめる まただ また彼は死んでしまった まだ彼は幸せになっていないのに 何故彼は死ななければならない 私は何で彼より先に死ねないのだろう 生きるべきは彼だ 私なんかではない 私は彼に幸せを知ってほしい だから私とじゃなくていい 彼には幸せになってもらいたい どうか、"次"は彼に幸運を たぶん、いや絶対、また貴方と私は出会うことになるでしょう それは決まってしまっている"運命" "次"こそは貴方を死なせはしない どんな世界であれ生かしてみせる 結果、私が死ぬことになっとしても だから、貴方は幸せになってください 貴方に"幸せ"を知ってほしい 私は貴方を愛しています ・
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