イケメン同盟

3/6
379人が本棚に入れています
本棚に追加
/122ページ
今回も相変わらずのお開き。 毎回決まって、やけ酒を飲む沙都と風花。 『ふぅーっ 美宇、どっちにする?』 『どっちも嫌だなぁーっ。』 最後は必ず、ふーこ姉との最終会議。 ふーこ姉と手分けして、酔っ払い二人を送る相談…… どちらを選んだとしても面倒なのは分かっている。 『ママ~っ!! 世の男たちは、どーして私達の魅力に気付かないんだろう!! 何でなのーっ!!』 ヤバい…… 風花の泣き上戸が始まりそうだ。 酔うとネンネになる風花は、ふーこ姉に任せ、私は荒れる沙都を送って行く事にした。 『ほら沙都、いつまで飲んでんの? もういい歳なんだから記憶無くす程飲むの止めなよ!』 『いい歳? だよねー♪ アラフォーって良い歳だよね!! 流行りじゃん? 私達が出合った頃には、そんな言葉無かったからさ? ただのおばちゃ~んって感じだったけどさぁ~ ちょっとカッコいくない? アラフォーバンザーイ!!』 こりゃ駄目だ…。 沙都はバツイチで、バリバリのキャリアウーマン。 会社では部下を数人従えて芳香剤の開発をしている。 こんな姿は私達にしか見せないだろうな…。 .
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!