379人が本棚に入れています
本棚に追加
/122ページ
今回も相変わらずのお開き。
毎回決まって、やけ酒を飲む沙都と風花。
『ふぅーっ
美宇、どっちにする?』
『どっちも嫌だなぁーっ。』
最後は必ず、ふーこ姉との最終会議。
ふーこ姉と手分けして、酔っ払い二人を送る相談……
どちらを選んだとしても面倒なのは分かっている。
『ママ~っ!!
世の男たちは、どーして私達の魅力に気付かないんだろう!!
何でなのーっ!!』
ヤバい……
風花の泣き上戸が始まりそうだ。
酔うとネンネになる風花は、ふーこ姉に任せ、私は荒れる沙都を送って行く事にした。
『ほら沙都、いつまで飲んでんの?
もういい歳なんだから記憶無くす程飲むの止めなよ!』
『いい歳?
だよねー♪
アラフォーって良い歳だよね!!
流行りじゃん?
私達が出合った頃には、そんな言葉無かったからさ?
ただのおばちゃ~んって感じだったけどさぁ~
ちょっとカッコいくない?
アラフォーバンザーイ!!』
こりゃ駄目だ…。
沙都はバツイチで、バリバリのキャリアウーマン。
会社では部下を数人従えて芳香剤の開発をしている。
こんな姿は私達にしか見せないだろうな…。
.
最初のコメントを投稿しよう!