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「ありす…くるし…っごほっごほっ」
「アタシがきたからだいじょうぶだよ。いま、らくにしてあげる」
ありすがくるしそうにせきをする女の子の手をにぎりました。
するとふしぎなことがおこりました。
ずっとくるしそうだった女の子のおせきがおさまって、いきもおちついていったのです!
女の子はまたしずかにねむりはじめました。
ですが、立ち上がったおにんぎょうのありすはすこしだけつかれているように見えました。
「ありすちゃん…だいじょうぶ…?」
「アタシはぜんぜんへいき…すこし、休ませて…」
ありすはそのままおへやにある小さなべっどへいくと、たおれこむようにねむってしまいました。
ぱぱとままは一体この小さなおにんぎょうがなにをしたのかまったくわかりませんでした。
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