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毎日、患者さんのバイタル(呼吸、脈拍、体温、その他疾患ごとに生じる症状の観察など)をとり、清拭(身体を拭くこと)や洗髪、手浴や足浴、点滴や抗生剤の準備…と様々なことを行い、そのたびに記録がつきまとう。
〇月〇日(〇曜日)
S:今日は少し調子がいいようなきがするよ。
O:T36.5℃ P:76 R:32 BP125/86 表情明るく、顔色よい。
A:上記の言葉や、バイタルの状態から症状安定しているようである。最近調子が悪く、シャワーを浴びれない状況が続いていたため、皮膚の状態も悪くなり、清潔が保たれていなかったため、本日は清拭ではなく、シャワー浴の指示があるためシャワーでもよいか。P:患者に提案し、シャワー浴へ変更とする。
と、いう具合に記録を書いていく。
計画はもっと大変だが…大変なので、やめておく。
日々の行動目標は、《患者の安全安楽を考えて清拭を行う》みたいなものをいくつか考えてかき、タイムスケジュールに観察項目、ケアの順番やケアの仕方を毎日書く。
実習の間は毎日この記録と勉強の毎日で気が狂うかと思った。
朝、電車を待っているときは『このまま電車がこなきゃいいのに…』『今、大地震が起きたら…』『あぁ、このまま日本が沈没しないかなぁ』と、どんどんブルーになり、実習病院に着くころには気分はめっきりダークブルーになる毎日だった。
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