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私は普通の高校に通う、普通の高校生。まぁ、それなりに部活や恋愛もしてきた。
これだけは‼と誇れるものと言ったら、幼稚園の卒園アルバムに[将来の夢]という枠の中に『かんごふさん』と書き、十数年その夢が変わらなかったことくらい。
そんな私の、一世一代の入試。
高校は、親友に一緒に行こうと言われて、制服もかわいいしまぁまぁ近いということで選んだ平凡な学校。
看護学校は悩んだ。大学に行くか、専門学校に行くか。
でも、早く看護師になりたかった私は有無を言わさず専門学校を選んだ。
ある学校の入試で出会った同い年の女の子。身体が大きく圧倒された。その時にはまさかこの女の子がいまだに仲良くする親友になるとは、その時には思わなかった。
裕江、関谷裕江その女の子は入試会場で、隣に座る女の子と楽しそうに話していた。
私はあの当時はかなりの人見知りで何も話せず、ただ(あぁ、早くこの入試地獄から抜け出せないかなぁ…)と手帳を眺めていた。
あとになって裕江から聞いたが、私のことをおさげ髪の大人しく真面目な感じに見えたらしい。(笑)
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