冬のある日…

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紅葉は地に落ち、冬が来る。凍てつく寒さが人々の肌を撫でる。 そしてここは日本のどこかにある高校、その帰り道に4人の少年が歩いていた。 「寒いなぁ………」 「手が凍りそうだぜ」 二人の少年、明義 友清(アキヨシ トモキ)と四ッ谷 正文(ヨツヤ マサフミ)。高校2年生。 「それは僕も同じですよ、アニキ達」 「同じく」 正文の隣で一緒に歩いている少年、水澤 渚(ミズサワ ナギサ)と三角 隼人(ミスミ ハヤト)。こちらは高校1年生、後輩である。 この4人はいつも仲が良いことで有名である。 友清 「早く春が来ないかな~」 渚 「アニキ…今、12月です…」 渚が苦笑いを浮かべながらツッコミを入れた。 その時であった… 正文 「ん?」 正文がおかしな事に気付いたのであった。
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