プロローグ

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人々のざわめきとサイレンの音がする。俺はその音を鬱陶しく思いながらも目を開ける。 「ふぁ~ねむっ…」 俺は欠伸をしたあと重たい瞼を擦りながら辺りを見渡す。 すると、周りを見渡すと辺りにいる人々は皆俺を見ている。 (えっ!?俺もしかして外で寝てた?やっべ、恥ずかしっ!) そう思った俺は、直ぐ様立ち上がり弁解の言葉を述べる。 「あ~すんません。少し寝ていただけですのでご心配をおかけしました」 俺は恥ずかしながらも周りにいる人々に謝罪した。 が、人々は俺の言葉が聞こえていないのかのように無視をする。 (ざっけんなよ!さっきからジロジロ、ジロジロと人を見世物のように見やがって!)
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