「機械の魔人」

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「うふふ、これで汚いゴミは掃除完了かな♪」 ピンク色のツインテールの少女が、楽しそうな笑みを浮かべていた。 周囲には男達の死体が無数に転がり、とても戦場と呼べる場所ではない。 「リンクリット隊長、周囲に生命反応を確認できません」 漆黒の戦闘服に身を包んだ、隊員は今の状況をリンクリットにそう伝える。 「案外、簡単に片付いちゃったね、うふふ早くシャワー浴びたいな♪」 自らの髪の毛を、人差し指でくるくる巻きながら、子供らしく振る舞う。 (まだガキじゃねえか……こんな奴らに俺達は!?) 瓦礫の陰に身を潜めながら、その光景をまじまじと見せつけられ、今更ながら怒りに震えていた。 (せめて、あのガキだけでも討ち取る!) 意を決して、立ち上がると同時に突撃を開始する。 「リンクリット隊長、生命反応が!?」 先ほどの隊員が突然、驚いたように大声を上げ、リンクリットに向き直る。 「このクソ野郎共ぉ死ねぇぇぇぇ!!」 リンクリットに目掛けて銃を撃ちながら、死ぬ覚悟で立ち向かう。 「うふふ、良いこと思いついちゃった♪」 決死の思いで向かってくる晃に脇目を向かず、エネルギーライフルを晃に撃つ。 「あがあああ!」 激痛が走ると、右足に力が入らなくなり、顔から地面に激突する形となり晃は倒れる。 右脚太ももの皮膚そのものが焼け焦げ、血すら流れていなかった。
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