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「賭けてみたかったんだ…。あの若さであそこまで強くなった…強くなってしまった喩弦に」
嶄の言葉を聞いても、キリウスは納得出来ずにいた
「だが…私は喩弦を過大評価し過ぎていたようだな。結局…とり憑かれてしまって…」
「嶄閣下でもあろう方さえ抵抗出来ないというのにあんなに若い喩弦に出来るはずが…」
「キリウスよ。私が本当に恐れていることはな…喩弦が襲った者に喩弦が反逆者呼ばわりされることなんだ」
「それは…私がなんとかします」
「…キリウス。お前はまだ若い。それがどんなことかわかっていない」
嶄の言葉にキリウスは何も言い返せなかった
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