はじめてのおつかい

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改めて『聖剣』を手に取って、じっくりと眺めてみる。 金色に輝く鞘に、キラキラと輝く石がいくつも付いている。 宝石には詳しくないが、これが全部本物だとしたら、相当な価格で売れるに違いない。 一体、何ヶ月分の生活費に……あ、いや。仮にも家宝を売り払うなど、ご先祖様に顔向けが出来ない。貧しすぎて喰うに困ったなら話は別だが。 まぁとにかく、ずっしりとしていてかなり重さがある代物だ。 ……で、これで何をしろと……?
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