僕らのはじまり

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その後、銀縁眼鏡は舌打ちをして出て行ってしまった。 それに続くようにチャラ男も出て行った。 「君は、あのことを知らないようだね。」 残った俺に錦先輩が話かけた。 「はい。」 本当にみんなが何を話しているのかが分からない。 「まぁ、そのうち分かるだろうけど、上坂も無理してやる必要はない。 僕も正直、陸上のセンスなんてないし・・・ ・・・晴希が心配だから辞めないけどね。」 そう言うと、 まっ、上坂が決めることだし~ 気をつけて帰れよ~ といつもの調子に戻ってしまった。 この陸上部には一体、何があるんだ?
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