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次の日、学校に席について突っ伏していたら頭の上から、相変わらず脳天気な声がした。
「おっはよー!!」
はぁ。
もう慣れたは、慣れたが朝からはまだキツイ。
早くコイツの声に慣れねぇとな。
「おっす。」
「やっぱサッカー楽しかったー!
あの練習のときは~・・・」
この3日間でわかったこと。
淳はサッカーの話をすると止まらないこと。
「そういやさー!
トーマはどこの部活、見に行ったの?」
「写真部。」
「この学校、写真部ないんだけど・・・」
もっと、考えてから嘘言わねぇとな。
「陸上部だよ、コノヤロー。」
「なんでキレてんの。
へぇ~陸上部・・・
り・・・
陸上部!?
トーマ、今 陸上部とか言ったか!?」
「言った。」
「マジで?」
「マジで。」
「・・・。
トーマって変人?」
「お前にだけは言われたくねぇ。」
「だって、陸上部って・・・。」
「淳、陸上部に何があったか知ってる?」
「そりゃ有名だし・・・。
まさか知らないで行ったの?」
「うん。」
「ある意味、変人だね。
んじゃ、わたくし加藤淳平がお教えしよう。」
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