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ある学校の放課後。
女子生徒数人が話していた。
「ねぇ、何であそこの部屋だけ使用禁止になってるか、知ってる?」
「知らなーい」
「実はあそこ、昔演劇部の部室でね、その時の部員1人しかいなかったらしいんだけど」
「何それ?ぼっち?」
「そうそう、ちなみにクラスではいつもいじめられてたらしいよ」
「かわいそー」
「でね、その子がそこの教室で……」
「まさか……」
「そう、自殺してそれから出るらしいの」
「出るって?」
「幽霊に決まってんじゃん」
女子生徒たちの話す声が響く校舎。
そこには確かに一つの縛られた魂が存在した。
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