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うわぁぁああ！！
と思ったらテントは開かなかったのに・・・
何者かが入ってきたんですよ！！
声と人の気配だけが・・
自分の頭上を通り過ぎていく行くんです・・・
何十・・・何百となにかを呟きながら・・・。
・・・
その声なにを呟いていたと思います？
・・・・
・・・・・念仏ですよ。
その声はみんなで念仏を唱えていたんです・・・。
私はがたがた震えながら
早く消えろ。
早く消えろ。
と心の中で強く思っていましたが、
最後の一人が・・・
私に声を掛けたんです・・・。
『あんたも一緒に行こう・・・』
と。
ついに気絶して目が覚めたときにはテントの中に日が差し込んでいたので、
おそるおそる外に出てみたら眩しいほどに晴れ渡ってました。
でも・・・
私のテントの前後に
数え切れない裸足の足跡がついていました。
全部山頂へ向かって・・・。
以上、雪山での見聞録でした。
皆様も山でのビバークをする際には、
あの世へ向かう人の通り道にご注意下さいませm(_ _)m
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