29175人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
静「…グリフォン?援軍とやらはヴァチカン?」
友里亜「天昇かも!援軍は委織!?」
顔を見合わせる私達。
友里亜「とにかく庭に出てみようよ!!?」
静「そうだねー。つか、アンタさっきから声デカいよ!」
取り敢えず慌てながらも庭に出る。
羽ばたき音はまだ上空にあった。
空を見上げて確認する…
静「グリフォンじゃないなー。」
友里亜「天昇でも無いなー!」
―――おや、珍しいお客様どすな。
どこかでお昼寝していたクロが庭にひょこっと現れる。
静「クロ、珍しいって?」
―――ウチも勇の家に行った時位しかお会いした事ありませんわ。
心なしか敵意を見せるクロ。
戦闘体勢を取っている訳じゃないから、少なくとも敵では無いようだけど…
クロが私達をジロッと見る。
―――気配で気付きませんの?先が思いやられるわぁ…
呆れられ、溜め息まで付かれてしまった。
静「……未熟ですいませんねぇ…」
友里亜「クロ、あれ誰なんか教えてよ!」
―――今降りて来ますよって。
クロの言葉通り、その上空に飛んでいた物は、急降下して庭に着地した。
最初のコメントを投稿しよう!