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友里亜「………リリム?」
漸く目を開けられた友里亜が眉間にシワを寄せながら私達に指を差す。
リリムは私をクバッと抱き寄せて友里亜にニヤリと笑いかけた。
リリム「久し振りだな友里亜。私のシーの足手まといにはなって無いだろうね?」
友里亜「足手まといってアンタ!どーでもいいけど静から離れなよ!静はそっちの気は無いんだから!!」
キーキー言いながら差している指をブンブン振り回す。
リリム「相変わらず声と態度だけは大きいな。私達の間に割って入ろうなど厚かましいツラの皮なども変わらない。」
友里亜「うわー!相変わらずイヤミな奴だ!だいたいアンタとはタイプが被っているから気に入らないんだよ!」
リリム「クールビューティーとやらの事か?………プッ!」
友里亜「笑うなチキショー!アンタとは一回決着付けなきゃならないと前々から思っていたんだよ!」
私から漸く離れて友里亜の間合いに歩いて行くリリム。
やれやれ、脱出できた。
逃げ出すように、クロとジャバウォックの元へと這って移動した。
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