ここは『出る』らしい

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―――現実逃避も結構だが、依頼内容は知らなくて良いのか? 頷くのを止め、ジャバウォックの方に振り向く。 静「…忘れてたよ…」 ―――勇の血どすな。 友里亜「そうだよ!喧嘩している場合じゃないよ!リリム、依頼内容教えて!!」 喧嘩ふっかけたのはアンタでしょーが、と、かなり突っ込みたい私だが、面倒になりそうなので止めた。 リリム「そうだな。ではこの書類を見てくれ。」 と言っていきなり庭に書類を並べ始めるリリム。 静「データじゃないんだ…つか、風吹いたら飛んじゃうでしょうが!」 リリム「大丈夫だシー。シーが言うなら、私は飛んていく書類を全て回収する覚悟はある。」 静「覚悟じゃなくてね。常識って言うかね。」 友里亜「なになに…鉱山跡地での連続怪死事件及び周辺での多発する事故…」 友里亜は普通に庭に座り込んで書類に目を通しているし! 静「私がオカシイのかも…」 ―――いや、お前は少しもおかしくは無い。自信を持て。 ジャバウォックに慰められる私。 頷き、仕方無く、私も書類に目を通した。
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