ここは『出る』らしい

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静「それに…今の私達じゃ勝てないって意味…理解したわ。」 額からうっすらと滲む汗を袖で拭う。 友里亜「何緊張してんのよ!悪霊になって10年程度の輩じゃん!大した事無いって!!」 わはは、と笑いながら私の背中をバンバン叩く友里亜。 静「いった…うをっっっ!!」 文句を言おうとした私の身体がリリムによって抱き寄せられる。 リリム「私のシーを気安く叩くな!このガサツ者!!」 リリムの邪的な右手が胸にムニムニと触れる。 静「胸触るなっっっ!!とにかく離せっ!!」 腕を突っ張り、リリムから脱出する私。 友里亜「やーい!拒否られてんの!レズ娘ザマァ!!」 リリム「本当に残念な脳みそだな。二人きりになるまで待てと云う意味なんだよ。」 友里亜「残念な脳みそはアンタだ!どう解釈すればそうなるんだよ!!」 またやいのやいの言い争う二人… 段々苛々してきたぞ。 ちょっと脅しとくか。 静「うっせーぞお前等!ゴチャゴチャ言ってないでちゃんと話聞けゴラァ!!」 叫んだ私。 友里亜とリリムがカタカタ震えながら正座をする。
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