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東雲の情報は何となくだが解った。
取り敢えず今の私達と奴の力の差を知るべく、霊視してみる事にした。
ちょうど、被害者に霊障に悩まされている人達が居る。
その人達の情報が書類に記されていた。
個人情報で、住所と生年月日、名前だが、霊視をする為には最低限必要な情報だ。
顔も名も住んでいる場所も知らない人を視る事は不可能。
何の情報も無しに視る事が可能なのは、パパの万界の鏡くらいのものだろう。
友里亜「んじゃあ私はこの佐久間って人を。」
友里亜が差した人は、被害者の中で私達に一番歳が近くて一番イケメンの人。
何やら仕事以外の思惑も感じるが、まぁいい。
リリム「では私は三浦と云う女の子を視よう。」
リリムが差した人は、これまた私達と歳が近くて、プリプリの可愛い系。
此方も仕事以外の思惑を感じるのは気のせいだろうか?
私は友里亜とリリムが視た情報を纏める事にした。
東雲との力の差もそうだが、奴のやり方を客観視する事もまた大切な事なのだ。
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