邂逅

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今の私は云わば東雲に囲まれている状態… オオオオオオオオオオオオ~!!オオオオオオオオオオオオオオオオ~!! 地の底から叫んでいるような慟哭… 一人二人じゃない、何十人もの慟哭… 改めて視ると、東雲の身体の中に無数の霊魂が顔のみ覗かせて埋まっている。 存在する筈の地縛霊や通りすがりの浮遊霊、更には殺した人達の霊魂を取り込んでたんだ… 全ての霊魂が苦悶の表情をして泣いている… 廃墟に霊が居ない理由はコレか!! 無性に頭にくる… 静「本当気に入らないわ東雲…」 蠢いていた東雲がピタリと止まる… ……キタジマァアア…チガウナァ…ダレダキサマハァア……!! 静「北嶋 静…アンタが憎んで怨んで仕方無い北嶋 勇の娘だよ!!」 ……ムスメ…ソウカァ…!!ムスメカ…!!フッウフウ…ムスメカァアア…!!グフヘハハハハハ!! 歓喜する東雲!! 更に濃くなる施設内の闇!! 東雲がその不健康そうな顔を接近させてくる!!
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