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うっく!!
はあっ!!はあっ!!はあっ!!
な、何だあの神気は!?
無理やり侵入すれば滅ぼされる程の神気!!
小娘を追いかけて、その首を取ろうとしたまでは良いが、あれでは少なくともあの家では奴を殺せない……
忌々しい北嶋の娘の力か?いや、あの娘に俺を追い込む程の力は無い…
同席していた娘達の力でも無い……
同席していたで思い出したが、瞳の色は違えど、彼処に確かにリリスが居た…
北嶋の娘と同年代のようだった事を踏まえて、あれはリリスの娘か?
あれから北嶋とリリスは和解したのか?
思わず笑みが零れる口元。
そうか…
長い年月、奴等にも明確な守るべき者ができたと云う事か……
奴等の娘を殺せば、奴等はどのような絶望を味わうのだろうか。
絶望に苛まれていた生きていた頃よりも、深い悲しみに落ちるのだろうか。
面白い…
実に面白い…!!
面白いぞ!面白い面白い面白い面白い面白い面白い面白いいっひっひいぃやあはっはっはあぁあぁぁあ~!!
歓喜する俺。
根城に戻る途中、浮遊していた霊の首を薙払い、その首を一飲みする。
……ウップ!!ウヘェエヘヘヘ…ヤツラニシヲコエルゼツボウヲ…ヒッヒィヒッヒィィ…ハハハハハハ!!
餓えを満たして喜びに踊る俺…
漸く
漸く奴に一矢報いる事ができる……
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