あの時の二人

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止めて止めてとギャーギャー喚く私。 当然他の子も気付く事になった。 委織「友里亜の為に負け戦をしようなど、何て素晴らしい事を静…及ばすながら、私も力を貸しますわっ!!」 そう言って走り出そうとした。 友里亜「待って待ってよ!!どこに行くの?」 委織「お父様にチクってイジメっ子を検挙して貰うんですわ。」 イジメの検挙は無理っっっ!! いくら警察でも無理なもんは無理っっっ!! つか、そんな事したら父ちゃんにバレちゃうじゃん!! もう、声を大にして嘆願に近いお願いをする他無かった。 「んじゃ私達も静の助っ人で行くよ。そんなら単なる乱闘で終わるんじゃね?」 と、道教の仲良しがやる気満々で名乗り出たり 「それよりも個人情報引っ張ってネットで晒して家族共々社会的抹殺した方が気分良くない?こっちの身元バレないようにちゃんとやるからさ!!」 と、イギリスの仲良しが目を輝かせたりと、収集が付かなくなって来てしまった。 私はただ止めて止めてと叫ぶ事しか出来なかった。
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