あの時の二人

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葛西「なんだなんだぁ?うるせぇぞガキ共。騒ぐなら外で騒げ!!」 父ちゃんが酔っ払って事情も知らないのに煽り出す! 静「葛西おじさんからも了解を得たよ友里亜!これで怖い物無しだね!クシシ!!」 静がすんごい嬉しそうにVサインを作ってみんなに掲げた。 リリム「シー、重火器使用の許可は?」 委織「あら、ここは日本。重火器は一般人は持つ事は出来ないんですの。」 「えー?北嶋のおっちゃん殺して来いって言ってたのにぃ!!」 「仕方無い。鉄パイプ程度で我慢するか。」 最早ぶっ殺すまで話が膨らんだイジメっ子討伐!! 流石におじちゃんも殺せとまでは言って無いのに!! 友里亜「父ちゃん!父ちゃん止めて!!私のせいで大惨事になっちゃうよ!!」 思わず父ちゃんに助けを求めた。 みんなは『あ』って顔をして私に視線を集中させた。 葛西「……友里亜のせい…だと?」 しまった!と思い、顔を伏せる。 葛西「どう云う事だ友里亜?おい北嶋、テメェ何か知ってんのか?」 北嶋「ガキにはガキの世界があるんだよ。言わないって言ってんだからガキの世界に首突っ込むな馬鹿親。」 葛西「馬鹿親じゃねぇ!親馬鹿って言うんだ馬鹿野郎!!」 何故かおじちゃんと喧嘩になる父ちゃん。 見慣れた光景なのか、大人達は誰一人止める事はしなかった。
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