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不安な顔をしていたのだろう。
静「大丈夫大丈夫!友里亜は本当は強いから!」
と、バンバン背中を叩いて勇気付けてくれた。
静「友里亜はおじさんにちゃんと話したじゃん。言いたい事おっきい声でさ。勇気振り絞ってさ。今度はその勇気、戦う為に使お?」
クシシと笑う静。
釣られて笑う私。
委織「大体、友里亜は普通に腕っ節強いから、まともに喧嘩しても同年代で勝てる子はそう居ない筈ですわ。」
「そーそー。雑魚は私達に任せて大将だけ取ればいいよ。」
もうみんなやる気満々で止まる気配が見えない。
後は私の『覚悟』だけ…
まだ迷いがある私の腕をギュッと抱く静。
クシシと笑って私を見ていた。
友里亜「解った!私やるよ!みんな露払い宜しくね!!」
そう言えば、最初は父ちゃん母ちゃんに心配かけたくないから言わないだけだった筈。
要するに、枷は外れた。
勇気は静に、みんなに貰った。
私も静の『同期』の一人。
たかがイジメっ子に怯む理由も必要も無かったんだ。
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