あの時の二人

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友里亜「と、取り敢えず、三時間は掛かる訳だよね?外で待ってたら凍えちゃうから家来る?」 私の家は学校から歩いて40分位。 今はロゥ達も居るから5分とかからない。 リリム「お茶位は出してくれるだろうね?」 友里亜「じいちゃんが生きてたらお茶どころかお酒まで出してただろうけどね。」 二年前に他界したじいちゃんは、私に悪戯でお酒を飲ませてよく母ちゃんに叱られていた。 父ちゃんといつも私を取り合って喧嘩していたじいちゃん。 死んじゃった時には凄い泣いた。 そういえば、よく手をひいて学校に送ってくれたなぁ… その頃はこんな事になるなんて思ってもみなかったなぁ… 静「とにかく寒いから行こ!友里亜、ロゥに乗っけてね?」 友里亜「あ、うん。」 委織「じいちゃん先生が亡くなった時に行ったっきりですの~。友里亜のお家久しぶりですの~。」 なんかテンションが上がっている委織。 そういえば委織は家みたいな日本家屋が好きだとか言っていた。 リリム「お茶位は」 友里亜「出すから!心配しないでいいから!!」 此処でウダウダしても仕方ない。 私は先頭に立ち、家までみんなを案内した。
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