あの時の二人

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タマが迎えに来るまで家でやいやい騒いだ。 家に友達が来たのも凄い久しぶり。 超散らかして後で母ちゃんに叱られるのは必至だが、楽しかったらまぁいいや。 そのテンションを維持して学校の校庭でイジメっ子達を待つ。 ―――もう少しで集まって来る筈だ。 友里亜「どんな幻覚を仕掛けたん?」 ―――命令をしただけだ。奴等は何の目的も無く、ただ此処に来る。 そっか。 まぁ何でもいいや。ぶっ飛ばせるなら。 先程まで感じていた怯えもどこ吹く風か、今は早く来い、早く来いと願っている私がいる。 ―――ん?来たようだぞ。それでは妾は隠れている故、頑張るがよい。 友里亜「うん。」 じっと校門を見る… 人集りが校舎に集まってくる… 全員私のクラスの子… 全員私の敵!! じっと睨む私。 イジメっ子達は何で学校に来たのか解らない感じで適当に喋りながら校門を潜った。 先頭で真ん中にいる女子… イジメの中心の女子だ。 そいつを睨み付ける私。 そいつが私に気付いて、隣の子にヒソヒソと耳打ちをした。
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