あの時の二人

36/55
前へ
/240ページ
次へ
他にも来れなかった友達も沢山いたが、みんな遠い他国の人達。 バースデーカードとか手紙とかが代わりに届けられていた。 リリス「ふふ…やはり子供達のプレゼントやお祝いの言葉の方が嬉しいか?」 リリム「勿論です御母様!お友達は私の宝物ですから!!」 瞳をキラキラさせて断言した私。 御母様も嬉しそうに頷く。 リリス「すまないな尚美、生乃。わざわざ日本から子供達を引率して来るのは大変だっただろう?」 生乃「なんのなんの!丁度連載が終わって休暇が取れたから丁度良かったわ。」 尚美「それに静が『聞いた』ようだからね。リリムが危ないって…」 リリス「ああ、電話で言っていたアレか。言われて私も視たが、彼が敵ならば大した問題ではないだろう?」 何か御母様が伯母様達とゴニョゴニョ話しているが、久しぶりにあった友達にテンションが上がり、其方の事はあまり気にしていられなかった。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29180人が本棚に入れています
本棚に追加