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がつんと頭が地面に横たわった時、UMEmuraの亡骸と目があった。目が合うと言うのは妥当ではないかもしれない。だが、少なくとも彼はそう思った。つい先程まで活き活きとしていた目の輝きは、もう無くなっていた。にも関わらずにだ。
「UMEmura...」
突然、目の前の視界を遮られた。それは、今では天にも届きそうなほど大きく見える敵のリーダーだった。
「何してんの?」
思っていたとおり、キモい顔だ。そして臭い
「突然だけど俺○川」
そこで、UMEmuraに顔を向けた。「彼は、死ぬ必要など無かった」
その言葉は、MATSUOの心に深く突き刺さった。たとえ、犯罪者の言葉だとしてもだ。
「その事は、お前にも言えるぞ。MATSUO、お前は、俺たちの仲間を2匹も奪った。容赦はしない」
そう言い放つと、さぁっと口を開けて武器をあらわにした。MATSUOは最後に見る景色だとじっくりと周りを見渡そうとした。しかし、ゆっくりと見渡す事もなく、頭が振り下ろされた。
一匹の死骸が転がった後、○KAWAは仲間の方向を向いて、静かに言った。
「彼等の卵があったかもしれない。急いで見て来い。見つけ出した時には…破壊しろ」
「YES!○KAWA」仲間たちは勢い良く、巣穴に潜っていった。
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