第一章

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男:都市のヤツらは 反応が早ぇからな とっとと行かねぇと…まずい…のに……エンジンかかんねぇよ‼‼ チュチュチュ…! 髭面の男が車のキーを回すが、かかる気配がない 青年:ガソリンの時代はもう終わったってのに なんでこんな車しかないんだよぉ‼‼ 男:クソじじぃめ! 新品同様じゃねぇじゃねぇかよ‼‼ チュチュチュ…ドゥルルン‼‼ 男:ヨッシャ! かかったぜ‼ 髭面の男がアクセルを 思い切りふかす ブオォン‼ ブオォォン‼ 青年:いけいけ‼ 男:分かってるよ‼ ギャギャギャ‼ 赤い車は 大きなエンジン音をたてながら、ニューヨークを疾走 マフラーからは 黒い煙がモワモワと吹き出している 環境に悪い事 この上なしである…
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