第一章

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青年:まだ一回目だっつうの‼ 男:一回目ってまだ蹴る気だったんか… それに一回目違うだろ 見つけた時に思いきり蹴飛ばしただろ 青年:あれは 偶然であってわざとじゃないっつうの‼ ゴーグルの青年は 両手を頭の後ろで組み 岩に寄り掛かりながら座り込んだ 青年:はぁ~あ… なぁんか面白い事ないかなぁ… 男:面白い事なら 大会があるだろぅに 来週だぞ 青年:誰が出れるんだよ オレらのメンツで… 男:リコに造ってもらえばいいじゃねぇか 親方もリコの腕は認めてるぜ 青年:リコぉ? ダメダメ、あいつが造ると 細かい事ギャーギャーうるせぇから イヤになる 男:それだけ 自分が造ったロボットへの愛情が深いんだよ 青年:ふん……ん? 青年がふてくされ 座りながら空を見上げた時だった 男:あ? どうした? 青年:あれ…なんだ? 男:あぁ?
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