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青年:まだ一回目だっつうの‼
男:一回目ってまだ蹴る気だったんか…
それに一回目違うだろ
見つけた時に思いきり蹴飛ばしただろ
青年:あれは
偶然であってわざとじゃないっつうの‼
ゴーグルの青年は
両手を頭の後ろで組み
岩に寄り掛かりながら座り込んだ
青年:はぁ~あ…
なぁんか面白い事ないかなぁ…
男:面白い事なら
大会があるだろぅに
来週だぞ
青年:誰が出れるんだよ
オレらのメンツで…
男:リコに造ってもらえばいいじゃねぇか
親方もリコの腕は認めてるぜ
青年:リコぉ?
ダメダメ、あいつが造ると
細かい事ギャーギャーうるせぇから
イヤになる
男:それだけ
自分が造ったロボットへの愛情が深いんだよ
青年:ふん……ん?
青年がふてくされ
座りながら空を見上げた時だった
男:あ?
どうした?
青年:あれ…なんだ?
男:あぁ?
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