第一章

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―とある施設 巨大なコンピューターの画面に、世界地図が大きく表示され 赤い点や青い点が点滅し その画面の前には 幾つものパソコンの画面に 入力、表示を繰り返す 何十人もの人間がズラリといる その奥のガラス張りの部屋に、数人の男達が話していた 「数時間前に政府の衛星が捉えた写真です」 地球の大気圏より少し上の部分で何かが爆発している 写真が取り出された 「まさか…本当に… それでほかにはなにか?」 「はい 爆発直後にもう一枚捉えた写真がこれです」 「これは…」 「爆発の煙から何かが落ちているな」 「はい どうやら破片等ではないようです」 「機械…か?」 「それは分かりません もし機械なら破棄しなければなりません」 「これが地上に落下するにはどれくらいかかる?」 「恐らく一時間程度で落下するものと思われます」 「場所は特定で来ているのか?」 「軌道からすると… ニューヨークです」
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